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vol.001 お茶と神農

 

陸羽の『茶経』「六之飲」に「茶之為飲発乎 神農氏 聞於魯周公」とあるように、茶を飲むようになったのは神農氏に始まると書かれており、茶の発見に関する神農起源説も広く行き渡っている。

農耕栽培や火の使用、それに薬草のことなどを指導したとされる神農が、一日に100種類もの野草を食べ、70種(72種)の毒にあたったとき、茶によって解毒したとされる。
今からおよそ4700年余り以前の中国に、茶を摂取する生活が確かなものとして誕生したことになる。

神農は実在の人物ではなく、伝説上の、あるいはこの時代の聡明な指導者の総称と考えたほうがよいだろう。

「NHK人間講座 茶の文化史〜喫茶のはじまりから煎茶へ」より

神農の2つの伝説
<その1>
神農という農業の神様が、お湯を飲もうと釜でお湯を沸かしていました。釜の中のお湯が煮えたところに、近くの木から木の葉が落ちて釜の中に入ってしまいました。そうとは知らずに、神農が釜からお湯をすくい出してみると、良い香りがたちこめ、その湯を飲んでみたところ、とても美味しく、爽やかな気分になったそうです。これが茶の木の葉だったといわれ、これが人々に広まってお茶が飲まれるようになったといわれています。

<その2>
神農が人間の体に適応する薬を探す為に、野山に探索に行った際、沢山の草や木の葉を口にしたそうです。野生の植物を日に何種類も口にしているので、様々な毒にもあたり、その毒下しをする為にお茶の葉を利用したといわれています。

神農像
 
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